正指揮者

荒木 泰俊(Araki Yastoshi)

二期会研究生在籍中の1980年、東京シティ・フィル「第九」公演でデビュー。 以降多くの演奏会や放送に出演。1983年、87年、91年にリサイタル。これらで 主にベートーベン、シューベルト、シューマン、ブラームス、ヴォルフ、キルピネン などのドイツ歌曲を演奏。一方、東京室内歌劇場では「超越」「ロング・クリスマスディナー」 など一連のオペラに出演し、近年は室内歌劇場コンサートの制作も手がけている。バッハ、 モーツァルトフォーレなどの教会作品のレパートリーも多い。

 野崎靖智氏、中山悌一氏に師事。二期会会員、東京室内歌劇場会員。

 漣とは発足以来のお付き合いであり、丁寧な曲作りで細やかな表現方法など、わかりやすく 指導していただき、団員の信望も厚い。

ピアニスト

渕上 千里 (Fuchigami Chisato)

国立音楽大学ピアノ科卒業。1986年ウィーン夏期セミナーに参加。アレキサンダー・ イエンナー氏に師事。同年第1回モーツァルト音楽コンクールピアノ伴奏部門第3位入賞。 その後、アンサンブルピアニストとして活動し、アメリカ、ハンガリー、ロシア等海外公演 にも同行する。またソロリサイタル等も開催する。現在、声楽、合唱、アンサンブルでコン サート放送等多方面で活発な演奏活動を行っている。

 高尾茂治、土屋律子両氏に師事。東京室内歌劇場会員。東京ヴィヴァルディ合奏団鍵盤楽器 奏者。

 漣とは発足以来、ピアノをお願いしています。非常にお忙しい身でありながら、おつきあい いただいています。先生の情感あふれた演奏は我々も歌うのを忘れて聞いてしまうほどですが、 演奏会のアンケート等でピアニストがすばらしいと書かれる事も多く、改めて先生の実力に感じ 入るほどです。

 しかし我々は知っている。そのりりしい演奏のうらで、御酒を飲んだ時の本当の 先生の姿を…。

ヴォイス・トレーナー

内田 もと海(Uchida Motomi)

国立音楽大学声楽科卒業。同大学院オペラ科卒業。二期会オペラスタジオ35期終了。 第22回イタリア声楽コンコルソにてイタリア大使杯受賞。東京文化会館新進音楽家デビュー コンサート等に出演。オペラでは、「ドン・ジョバンニ」(ドンナ、アンナ)、「修道女 アンジェリカ」(アンジェリカ)、「こうもり」(ロザリンデ)、「ヘンゼルとグレーテル」 (露の精、ヘンゼル)等に出演。

 二期会会員、東京室内歌劇場会員。 

 漣とは発足以来のお付き合いです。ヴォイストレーニングにおいて具体的に根気よく 指導していただき、飲み込みの悪い団員たちも何とか向上の跡が見られるようになって きたでしょうか?。個人レッスンだけでなく、全体発声やアンサンブルの中での発声 チェック等、幅広く見ていただいています。

 いつも明るく笑顔をふりまいていただき、また演奏会では、客席よりステージの我々に強力なパワーを送っていただいて、本番に強い漣の源になっています。

ピアニスト 伊藤 眞祐子(Ito Mayuko)

国立音楽大学附属高等学校を経て、国立音楽大学卒業。同時にアンサンブル・ピアノコース修了。同大学大学院器楽専攻(伴奏コース)修了。ピアノを小畠康史、故堀江孝子、今井顕各氏、室内楽を三木香代氏、伴奏法を河原忠之氏に師事。

在学中、ヴィルヘルム・ブロンズ氏、練木繁夫氏、コンラート・リヒター氏の特別レッスンを受ける。また、ポルトガルで開催された国際マスタークラスに参加し、故パウル・バドゥーラ=スコダ氏の薫陶を受けた。現在は後進の指導にあたるとともに、声楽分野の伴奏を中心に、アンサンブルピアニストとして活発な演奏活動を行なっている。

漣の音づくりをいつも親身に考えていただき、先生のピアノで練習できるのは、漣の恵まれた練習環境。

ピアニスト 横山 紘子 (Yokoyama Hiroko)

国立音楽大学附属高等学校を出て国立音楽大学を卒業。卒業時に鍵盤楽器ソリストコースを修了。同大学院修士課程修了。

在学中にミシェル・ベロフ、ダン・タイ・ソン、練木繁夫特別レッスンを受講。アジア国際アカデミー修了、同コンペティション金賞受賞。第35回家永ピアノオーディション合格、披露演奏会に出演。第13回ベーテン音楽コンクール全国大会(連弾の部)第1位を受賞、受賞記念演奏会出演予定。新進ピアニストとして注目を集め、室内楽、声楽や合唱の伴奏も積極的に行っている。

朝枝ひろみ、出久根美由樹、渡辺秋香、加藤一郎氏に師事。国立音楽大学附属小学校、幼稚園ピアノ講師。